3月終わりと4月初めにそれぞれ楽しみごとが控えている𠮷水です。
#そのときはぜひ話を聞いてください
先日,英語授業研究学会関西支部第293回例会で発表をさせていただきました。
その中で自己紹介の話をしました。
自己紹介をしたのではなく,自己紹介の話をしました。笑
今回は「失敗のない」自己紹介活動を紹介します。
#やり方は完全に亘理陽一先生の受け売りです笑
自己紹介
自己紹介というと,「私の名前は〇〇です」「〇〇出身です」「〇〇が好きです」などが代表的ですが,ここで気になるのは一方向の活動だということです。
ある程度自己紹介が済んだ段階で,質問コーナーが設けられていることもありますが,それまでずっと聴いていることしかできません。
そこで,最初から相互のやり取りを行える活動にしてしまいましょう。
言葉で説明するのが面倒なので,画像を使用します。笑
#ブログとは

このように,こちらの自己紹介で伝えたいことを書き出して生徒に示します。
そして,それらが私から答えとして引き出せるように疑問文で質問してもらいます。
例えば,上の画像で考えると,May I have your name?(What’s your name?)などがあります。
しかし,この活動の面白いところはここからです。
失敗がない
生徒が New Zealand という答えを私から引き出すために,What country do you want to visit? と尋ねてきたとします。
しかし,私の答えは I want to visit America. I’ve never visited there, so I hope I can go there this year. となったりします。
「うわー,ハズレかー」となりますが,生徒は私から新情報を引き出しています。
つまり,自己紹介の濃度がより高くなるということです。
そして,生徒は躍起になって私から正解を引き出させようと頭をフル回転させます。
他の質問に対する答えが,正解のヒントになることもあるので,みんな必死で取り組みます。
この活動だけでも,私が示した4つの情報以上のことがどんどん質問され,結果的に私のことをたくさん知ってもらえます。
英語の表現が多少間違っていようと,内容が伝わり楽しむことができれば第1回目の授業としては大成功です。
生徒は初日から英語をたくさん使ったと記憶するので,英語の授業は英語を使う時間と意識させることができます。
もしよろしければ,4月に実践してみてはいかがでしょうか。
最後までお付き合いいただき,ありがとうございました。
余談
2年目以降の生徒には,春休みにしたことなどを紹介しても良いですね。
1年生の最後の方に過去形を学ぶことが多いと思うので,過去形の復習にもなります。