テスト作成そっちのけでこの記事を書くと決めた𠮷水です。
#リスニングパートの録音が未完
今回はテスト作成をしている途中なので,テストにまつわる話をします。
昨年7月に書いたテストの「波及効果」についての記事も合わせてどうぞ。

プレテスト
テストには生徒を動かす力があります。
これは私たち自身が学生時代に経験していてすでに立証済みです。笑
テスト期間に入ると誰でも「勉強をしなければならない!」という気持ちになります。
#結果的に勉強をしない人も内心は焦っています
私はこれらのテストが持つ「波及効果」を利用して生徒のやる気を引き出そうとしています。
例えば,テストの機会を増やします。
定期テストだけでなく単元テストやパフォーマンステストなどを結構な頻度で設定することで,休む間がなくなり常に英語のことを考えてもらうのです。笑
#この話は後日
そして今回もテストが持つ「波及効果」についてです。
私は数年前からプレテストというものを必ず準備するようにしています。
#予想問題とも呼びます(予想は外れても誰からも責められないので笑)
出し惜しみなく実際の定期テストに類似した問題を出すので生徒は本気で取り掛かります。
問題形式も実際のものと同じなのでテスト当日に「これは何を問うている問題?」ということがなくなります。
これだけならすでに行っている教員もたくさんいると思います。
ここからが私のオリジナルです。
問題数をデタラメに多くする
私はテストの配点を1問2点(英作文を除く)としています。
これは固定しているので変更することは滅多にありません。
そういえば,ときどき難しい問題の配点を高くしたり,簡単な問題の配点を低くしたりしている教員を見かけますが,本来は逆であるべきです。
#この話も後日
そうなると定期テストで問うことができる問題数は当然ですが限られます。
本当は10〜15問ほどを使って問いたいのですが,中々そうもいきません。
それでは,どうするのが良いのでしょうか。
私の答えは「確実に身に付けさせたいことを勉強してくれたらそれで良いので,プレテストではデタラメな問題数を用意する」です。
プレテストのどの問題が実際のテストで似た形で出てくるかが分からないので,全ての問題を理解できるまでチャレンジしてくれる生徒の心理を上手く利用するのです。
#利用と聞くと印象が良くないですが生徒に力を付けて欲しいという想いからです
ここまでくれば後は実際のテストでテスティング・ポイントを絞って大問1つにつき2点問題を5つ出題するだけです。

シンプルな配点なので採点も楽ちんです。
以上のように生徒が自主的に学習を行うシステムをこちらで作ってしまえば,勝手に力が伸びていくという話でした。
最後までお付き合いいただき,ありがとうございました。
余談
テスト問題を作成するときは「100点満点を作成するなら200〜300点分を作成して,そこから良い問題を選ぶ」という形を取っています。
最初から良い問題ばかりを作ろうとするとめちゃくちゃ時間がかかりますからね。笑