英語の授業をしているときが一番楽しいと改めて感じている𠮷水です。
授業開き
先週から教科の授業が始まりました。
初回の授業にありがちな「全てが説明」という授業をする気は1ミリもなかったので次のようなメニューで挑みました。
① 挨拶
② Can-Do の共有
③ 評価について
④ 英語を使う(生徒)
⑤ 自己紹介(教員)
① 挨拶
どこでも見られる簡単な挨拶です。
中学校によっては独自のルールが存在することもありますが私はシンプルに済ませます。
Me: Hello, everyone.
Ss: Hello, Mr. Yoshimizu.
*Ss → Students
個人的には Stand up.「起立」,Sit down.「着席」は不要だと考えていますが,授業と休憩のメリハリを付けるという意味があるようです。
② Can-Do の共有
「1年後にできるようになること」を Can-Do List で確認しました。
独自のものを作成しているときもありましたが,教科書に掲載されているものを使用しました。
大まかに「こんなことができるようになる」というイメージを持ってもらうことが狙いです。
生徒はこれからの可能性にワクワクしている様子でした。
それを見て私も嬉しい気持ちになりました。
③ 評価について
今年度から新学習指導要領となり評価の観点が全教科統一で3観点となりました。
#いつまで「新」を付けるのか笑
これについては別の記事で書こうと思っていますが,私よりも遥かに高いレベルの英語教育に関する有識者の方々の説明を聞いたり読んだりした方が絶対に良いです。
#それでも記事は読んでください笑
ちなみに私は阿野 幸一教授(文教大学)から教えていただいたことを元に説明をしました。
#サッカーに例えた
ここまでで約10分が経過していました。
さて,退屈な時間から活動の時間にシフトチェンジです。
④ 英語を使う(生徒)1
まずは英語で 21 までの数を数えてもらいました。
21 まで言うことができれば 99 まで数えることができるとほぼ同義です。
(thirty, forty, fifty, … は thirteen, fourteen, fifteen, … で似た音を確認できる)
まずは1人で数えます。
その後全体でボランティアを募り発音も含めて確認をします。
次は 21 から逆に数えます。
これも1人で行います。
地味に難易度が上がっているので先程よりも頭を使います。
次にペアワークです。
ペア(A: 奇数,B: 偶数)で交互に 21 まで数えていきます。
次に奇数と偶数を入れ替えて再び数えます。
ただ交互に言うだけですが,相手が言うタイミングなどにより一瞬頭の中が真っ白になってしまうことがあります。笑
やはり先程よりもレベルが上がっています。
最後に同じ要領で 21 から逆に1セットずつ数えます。
さて,これだけ練習したのでぜひとも使っていこうということで「21ゲーム」をしました。
21ゲーム
・ペアで行う
・じゃんけんで順番を決める
・1回に3つまで数字を言うことができる
・21を言った方が負け
シンプルなゲームですが 21 を相手に言わせるために頭を使いながら数字を数えていきます。
いつの間にか「英語で数字を言う」から「相手に21を言わせる」が目的になっているので単なる知識・技能ではありません。
Who wants to fight with me? と尋ねると数人が挙手してくれたので1人を指名してきちんと大人の力を見せ付けました。笑
④ 英語を使う(生徒)2
次に Picture Description を行いました。
Picture Description
・ペアで行う
・右列は伏せる(目を閉じる)
・左列は表示された写真を見て覚える
・右列に英語で説明をする
・右列が写真のモノを答えられたらクリア
注)「ヒントを3つ以上聞いてから答える」などとしておくと表現する機会を確保できる
使用した写真は「コカ・コーラ」や「iPad」などです。
漫画のキャラクターなどはウケますが読んだことがない生徒にとっては未知のものなので避けた方が良いと個人的には思っています。
最初なので慣れることにも重点を置きつつたくさん時間を使って2つの活動をしてみました。
活動の終わりには You used English a lot. You did good job! と頑張って英語で表現していたことを褒めました。
自己紹介
Keynote を使用して簡単な自己紹介を行いました。
一番ビックリされたのは I have lived in New Zealand before. と言ったときです。
#良い反応
いや,待てよ。
前任校の新校舎の写真の方がビックリしていた気がしますが笑,この辺りで終わりにします。
最後までお付き合いいただき,ありがとうございました。
余談
翌日,連絡帳により「英語の授業が楽しかった」というメッセージをたくさんいただきました。
まだまだこれから本当の面白さを感じてもらう予定なので楽しみにしていてほしいな。