〈比較〉like sth more/better

気になったことはスッキリするまで追求する𠮷水です。

普段の生活でも学問でも当たり前のことだと考えられていることに疑問を持つのは大切です。

今回は中学英語で学習する like sth better について考えていきます。
(sth = something)

疑問を持ったきっかけ

違和感を感じるきっかけとなったのは次の表現です。

I like tennis better than soccer.「私はサッカーよりテニスの方が好きです」

中学2年で学ぶ表現であり誰もが知っているものですが,私は初めてこの表現に出会ったときにさらに初期段階で学んだ次の表現が頭に浮かびました。

I like tennis very much.「私はテニスがとても好きです」

ここで注目したいのは much です。

much を使うことで好きという感情の量(「とても」)を表現しています。

そして much の比較級は more です。

お気付きかと思いますが感情の量を表す単語が much の比較級である more ではなく better になっています。

そこで私は like sth more の方が適切(一般的)なのではないかという仮設を立てました。

気になったので調べてみました

便利な時代を存分に利用してやろうということで Google Ngram Viewer を利用して調べた結果が次の画像です。

青:like sth more,赤:like sth better 圧倒的に like sth more の使用率が高い

予想は的中しました。

使用頻度を比べてみると like sth more の方が広く使われています。

やはり like は more との方が相性が良いみたいです。

友人のネイティブスピーカー6人(全員 ALT 経験あり)に今回の話をしたところ様々な視点からの回答が得られました。

それらを踏まえて今回の記事は以下の結論で締めさせていただきます。

like sth more の方が一般的

ネイティブスピーカーからの回答

ここから専門的な話をするので興味がない方は上の結論で読み終わってください。笑

ネイティブたちから教えていただいた説明をいくつかそのまま載せておきます。
(日本語訳は DeepL によるもの)

“Better” gives a meaning of quality whereas “more” gives a meaning of quantity.

Think of it like this:
The opposite of “more” is “less”
and the opposite of “better” is “worse”

If you use the word “better” you are referring to its worth.
But when you are talking about what you like, you typically can’t use the words “better” or “worse” because those words are used to comment on the value, not the intensity of how much you like something.

【日本語訳】
“Better”は品質の意味を持ち,”More”は量の意味を持ちます。

このように考えてみてください。
“more”の反対は “less”です。
そして、”better”の反対語は “worse”です。

“better “という言葉を使えば,その価値を指しています。
しかし,あなたが好きなものについて話しているとき,一般的には「better」や「worse」という言葉を使うことはできません。なぜなら,これらの言葉はあなたが何かをどれだけ好きかという強さではなく,価値についてコメントするために使われるからです。
(www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました)

There is some information saying that “like something more” is both more formal and accepted.
Comparing with the negative version
“Like something worse”
Vs
“Like something less”
“Like something less” is natural. “Like something worse” is odd.
So if you use this comparison then “like something more” is the best one to use.

【日本語訳】
「like something more」の方がフォーマルで受け入れられやすいという情報もあります。
否定語との比較
“like something worse”

“Like something less”
“Like something less”は自然です。”Like something worse”は変です。
もしこの比較をするならば,”like something more”を使うのがベストです。
(www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました)

In most cases “like something better” and “like something more” have the same meaning.

I like soccer more than tennis. I like soccer better than tennis.

Both of these sentences mean the same thing. They are used in comparisons. I recommend using “more” because it is more common, and sounds more casual than “better.”

Additionally, if someone has asked you a question, like
“Which do you like more/better (either is fine) soccer or tennis?” You can respond with “I like soccer more/better.” (leaving off the “than tennis” because it’s implied). In speaking, we tend to make things as short as possible.

The difference of when to use “better” or “more” comes from the question and not the answer. When comparing 2 things you can use “more” or “better”, but when comparing 3+ things you have to use “more.”

Example:
Which do you like more/better tennis or soccer?
I like tennis more/better. (Here both “more” and “better” are correct)

Which do you like more soccer, tennis, or baseball? (Here you cannot say “better” because there are 3 options)

“I like tennis very much.”

This is a statement, and not a comparison. This is grammatically correct, but sounds unnatural to a native speaker. I never hear native speakers using “very much.” We use either ” I like tennis” or “I like tennis a lot” depending on the context. You CAN use “I like tennis very much ” but you won’t sound like a native speaker.
You can use “I like tennis very much” in response to a question, but it sounds VERY unnatural, and I would not recommend it.

Which do you like more/better soccer or tennis?
I like tennis very much. (This is grammatically correct, but sounds weird, and not native).

【日本語訳】
ほとんどの場合,”like something better”と”like something more”は同じ意味です。

私はテニスよりもサッカーが好きです。私はテニスよりもサッカーの方が好きです。

この2つの文章はどちらも同じ意味です。比較するときに使われます。私は”more”を使うことをお勧めします。”better”よりも”more”の方が一般的でよりカジュアルに聞こえるからです。

さらに,誰かがあなたに質問をした場合,次のようになります。
“soccer or tennis which do you like more/better (or either is fine)?”と質問された場合,”I like soccer more/better.”と答えることができます(”than tennis”は暗黙の了解なので省きます)。スピーキングではできるだけ短くする傾向があります。

“better”と”more”の使い分けは答えではなく質問の内容によります。2つのものを比較するときには”more”や”better”を使うことができますが,3つ以上のものを比較するときには”more”を使わなければなりません。

例を挙げます。
テニスとサッカー,どちらが/より好きですか?
私はテニスの方が好きです。ここでは”more”と”better”の両方が正しいです

サッカー,テニス,野球のどれが好きですか? ここでは3つの選択肢があるので「better」とは言えません。

“I like tennis very much.”

これは文であって比較ではありません。これは文法的には正しいのですが,ネイティブスピーカーには不自然に聞こえます。ネイティブスピーカーが”very much”を使っているのを聞いたことがありません。文脈に応じて” I like tennis”または”I like tennis a lot”を使います。”I like tennis very much”を使うことはできますが,ネイティブスピーカーのようには聞こえません。
質問に対して “I like tennis very much “を使うこともできますが,非常に不自然に聞こえますのでお勧めしません。

サッカーとテニス,どちらが好きですか?
I like tennis very much.(これは文法的には正しいのですが,音が変でネイティブではありません)。(www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました)

最後までお付き合いいただき,ありがとうございました。

余談1

比較級で私が好きな表現を紹介して終わります。

No more, no less.「それ以上でもそれ以下でもない」

余談2

ALT たちとの話の中で明らかになった事実をお伝えします。

I like something very much. という表現はあまり自然ではないようです。

ネイティブっぽさを求めるなら次の表現を使っていきましょう。

I like something a lot.「私は〜がとても好きです」

I love something.「私は〜が大好きです」

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