スタバで Mac を使うドヤ顔野郎の1人は私です。𠮷水です。
英語には似た形の表現が多数存在しています。
形がほぼ同じで日本語訳が同じだとどちらかを覚えて使い分けは不要だと思ってしまっても無理はありません。
しかし,英語学習の面白さは文法にある(少なくとも私にとっては笑)のでぜひともしっかり学び頭の中を整理してきちんと使い分けられるようにしましょう。
about と of
今回は質問をいただいた think の後に続く前置詞(つまり about と of)についてです。
ちなみに,今回扱うのは自動詞 think「考える」ですが他動詞としての使い方もあります。
What do you think?「君はどう思う?」などがそうです。
about と of についてはそもそも形が違うので意味も大きく変わります。
それでは説明に入ります。
これは日本語でも使われていて「アバウト」といえば「テキトー」「大体」「いい加減」「大雑把」というイメージがあると思います。
それに対して of は以下の通りです。
of はかなり難しいので少し例を出して考えてみます。
It’s five minutes of nine.「9時5分前です」
0時から9時を9時間の経過と考えると5分がその全体の一部(切っても切れない関係)となり「あと5分で9時になる」ということです。
前置詞を選択する
ここまでの事前知識をインプットした上で think about ~ と think of ~ について考えていきましょう。
think about ~ は「アバウトさ」を表現に含むので「〜について(アバウトに)考える」となります。
つまり広く一般的に考えるイメージです。
think of ~ は「切っても切れない関係」を表現に含むので「〜のこと(のみ)を考える」となり about よりも強い関心を示します。
話し手の意識で about と of を使い分けることができます。
普段のお喋りの中でなら think about ~ が頻出しますし,think of ~ と言えば真剣な話だと受け取ってもらうことができます。
たかが前置詞,されど前置詞。
むしろ日本人英語学習者にとっては前置詞が最もネックになるかもしれません。
私もまだまだまだまだ勉強しまくる必要があります。
前置詞に関する記事を載せておくのでご覧ください。


最後まで付き合っていただき,ありがとうございました。
余談
私が持っている前置詞に関する書籍の中でダントツに活躍してくれるのは中身がイラストのみのものです。