前回の記事で宣言した英文法に関する記事を書き始めた「THE☆真面目」の𠮷水です。
形が違えば意味が違う
私が大好きな英語の考え方に「コア理論」というものがあります。
(詳しくは田中茂範先生の著書を読んでみてください)
意味がたくさんある基本動詞や前置詞にはコア(核)となる意味があり,そこから派生して様々な場面で使われているという考え方です。
「だから depend には on が相性が良い」などの理解が深まることはもちろん,覚えることが圧倒的に少なくなるので超絶おすすめです。
(take などの基本動詞を辞書で調べるとあまりにも意味が多すぎる!)
「コア理論」の考え方は「形が違えば意味が違う」です。
これを念頭に置いた状態で「関係代名詞 who」を攻略していきましょう。
who は who
見出しが答えになっていますが,who はどこまでいっても who です。
#形が違えば意味が違う
#形が同じなら意味は同じ
who「誰」
中学1年生で必ず学ぶ単語です。
生徒たちは疑問詞として学んだ直後に結構簡単に使いこなしている印象を受けます。
しかし,中学3年生で関係代名詞が導入されると who がとてつもなく難しい表現のひとつに昇格してしまいます。
ここで大切になってくるのが「who は who」という考え方です。
疑問詞 who と関係代名詞 who の根っこの部分は同じです。
疑問詞 who は情報を求める働きがあります。
(「あの女の子は誰ですか」なんてまさに情報が欲しいときに使う表現)
ここまで読んでいただいた方はもうお気付きですよね。
I know a girl who wants to talk to you.
「ある女の子を知っているよ,誰かというと君と話したがっている人だよ」
関係代名詞としての who は人の情報を明らかにする働きをしています。
疑問詞として使われると情報を求め,関係代名詞として使われると情報を明らかにします。
(疑問文は人に尋ねる表現なので情報を求めるという使い方)
んー,関係代名詞よりも人に説明することに方が遥かに難しいと感じた記事となりました。笑
最後までお付き合いいただき,ありがとうございました。
余談
人の場合は who を使いますが,モノの場合は which を使います。
また,that は人でもモノでもどちらでも使えると学びますが,人に対しては who が無難です。