留学ふりかえり(Vol. 7:学校初日後編)

「留学ふりかえり」記事を書きながら「あれもこれも」と書きたいことが連鎖的に思い出される現象に浸っている𠮷水です。

初めての授業

ネイティブスピーカーが話す圧倒的なスピードの英語を聞き,大学の初回の講義で受けたショックを思い出しました。

英語で話す練習を何もしていなかったから当たり前なのですが,このときも英語を聞き取れずに「やっぱりダメなのか」と落ち込みかけました。
(メンタル弱め)

しかし,転機は直後に訪れます。

教室が何やら静かになったのです。

周りを見渡すと,英文法の問題でみんな答えが分からずに考え込んでいる様子でした。

私は英文法が唯一得意だったこともあり,チラッと問題を見ると「仮定法過去完了」の問題でした。

即座に英文を理解し答えを言いました。
(当時の日本の英語教育の賜物?笑)

答える,というより独り言のように。

すると,先生が That’s right!  Good job, Keita! と拍手をしながら褒めてくれました。

周りのクラスメートたちも,私が突然やってきた得体のしれない日本人だったので警戒?していましたが,単純に「え,これ分かるの?」といった感じでポカーンと私の方を見た後,Great! と褒めてくれました。

悔しそうにしている人もいました。笑

そしてようやく「クラスの仲間入り」を果たすことができました。

また,どの国の人も英文法を大切にしているということが分かったのも私にとってプラスでした。

「日本の英語教育は文法ばかり教えている」と言われることが多いですが,海外でも英文法をしっかり学んでいます。

私はこの日を境に「もう一度英語を頑張ってみよう!」と改めて決心することができました。

ふー,懐かしい。笑

学校が終わり,クラスメートと町に出ました。
(学校を出て右手にある階段を下っていけば,すぐに町)

バスの乗り方

クラスメートが何度も早口の英語で教えてくれました。
(本当にみんな早口!)

とりあえず,バスの乗車カード(今思えば電子マネー)を言われるがままに購入しました。

そして,チャージ金額を決定しバスに乗り込みます。

下車する場所の名前は覚えています。

大丈夫(なはず)。

しかし,ここからが体験したことのない世界でした。笑

私は日本のぬるま湯(良く言えば「丁寧・親切」)に甘えていたのでとんでもない事態に陥ってしまいます。

まず,空から雨が降ってきました。

傘を持っていなかったので若干不安になりましたが,バス停からホームステイ宅までは近いので走れば大丈夫と考えていました。

そして,バスに酔いやすいので前を向いて乗り続けていました。

「あれ,さっきの所……」

見覚えがあるような,ないような。

しかし,まだ停留所の名前がコールされていないので大丈夫と思い,そのまま乗り続けていました。

そういえば,いつの間にか他の乗客が1人もいません。

そして,バスに乗ってから時間が30分くらい経とうとしています。

バスが停車したらドライバーに聞いてみようと思いまだまだ乗り続けました。

やっとバスが停まったので,すぐに立ち上がり話し掛けようとすると。

「降りて」と言われました。

なぜだかは分かりませんが,ドライバーは不思議そうな顔をしていて「早く降りて」と言うのです。

私は頭が真っ白になり,英語も出てきませんでした。

気が付けばドライバーはバスのドアを閉めて出発してしまいました。

周りは高い木がたくさんあるだけです。

民家や建物は見当たりません。

雨が強くなってきました。

空港での話にも書きましたが,3月のクイーンズタウンはとても寒いです。

雨,寒い,迷子

三拍子揃ったピンチによって,不安はピークに達しました。

「このままでは死んでしまう」
(本気で思いました笑)

私は大自然の真ん中にいました。
(ニュージーランドの大自然は最高に素敵。しかし,ときには今回のように牙をむく)

土地勘も何もないので,とにかくバスで来たであろう道を辿るしかありません。

泣きそうになりながら歩き続けると,一軒だけ家を見付けました。
(映画みたいな話ですが本当です!)

ドアをノックすると中から物音が聞こえてドアが開きました。

その人は,私のことをめちゃくちゃ警戒していました。
(いきなりずぶ濡れのアジア人が訪ねてきたら誰でも警戒します笑)

私は必死に英語を使って現在の状況を伝えようとしました。

遂には私が迷子であることを察してくれて彼は地図を持ってきてくれました。

X:We’re here now.  Where do you live?

Me:Along the Fernhill Road.

X:OK.  Walk straight along this road.

Me:Thank you very much.

こうして歩き続けた結果,何とかホームステイ宅に辿り着くことができました。

ずぶ濡れの私を見て心配してくれたホストマザーの顔を今でも覚えています。

余談

写真(ホームステイ宅から撮った)は民家が見えますが,本当に高い木に囲まれた自然の中で迷子になったのは初めてで,めちゃくちゃビビりました。
(携帯電話も圏外)

慣れてくるとめちゃくちゃ簡単な一本道だったので,晴れた日はバスに乗らずにより険しい道を歩いて帰ってきたりしていました。笑

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