その声掛けは正解か
今回も保護者目線の内容になります。
よく「勉強しなさい」と言う保護者がいますが,結論から言うと「労力と時間の無駄」です。
自分も身に覚えがありますが,「勉強しなさい」と言われるとイライラして終わりです。
(「ついさっきまで,あなたが見ていないところでしていましたけど!」というやつ笑)
そもそも,「勉強しなさい」の声掛け(そんなに簡単な方法)で子どもが勉強するようになったら,子育てや教育なんて楽勝ですし,世の中が天才で溢れてしまいます。
それでは,どうするべきなのか。
「子どもと関わる時間を作る」
一番大切なことはこれです。
「横について勉強を見る」「一緒に読書をする」「勉強する時間を決めて守らせる」などの親が自分の時間を子どものために使っている(犠牲にしている,手間暇をかけている)ことが効果的です。
しかし,家庭の事情で常にその状態を作り出すのは困難かもしれません。
実は,これは保護者だけではなく学校の先生や塾の先生でも効果があります。
子どもは無意識のうちに自分の頑張りを見てほしいと思っているのです。
私も,生徒たちを見守ることを意識して今後も取り組んでいきます。
環境を整える
もうひとつ触れておきたいことがあります。
それは「学習環境」についてです。
例えば,子どもがリビングにあるソファに座ってダラダラとテレビを見ていたら「テレビばかり観ていないで勉強しなさい」と言ったことはありませんか。
(アニメ『ドラえもん』でのび太が母親に言われているやつ笑)
しかし,リビングにソファやテレビを置いてくつろぎスペースを作り出したのは,紛れもない保護者です。
つまり,ダラダラできる環境を作り出したにも関わらず「ダラダラするな」「勉強しろ」と言っても無意味だということです。
子どもに勉強してほしいのであれば,私たち大人も勉強する姿勢を示すことが大切だということです。
最後までお付き合いいただき,ありがとうございました。