SVOO(第4文型)

「形が違えば,意味が違う」

昨日,Twitterで英検攻略法を謳っているアカウントを見かけました。

しかし,そのアカウントが扱っていた「第4文型」の説明が下手すぎたので(「説明の余地を残しておいてくれた」と考えるとプラス!笑),ここで一緒に考えていただければ,と思います。

まず,前提として下の2つの英文は表現として別物であることを認識してください。

① My father bought me a book yesterday.

② My father bought a book for me yesterday.

意味は「昨日,父が本を買ってくれた」です。

この2つの英文に関して,「①と②は書き換えられる」という説明をよく目にするのがですが,これ自体が誤りです。

「動詞 人 モノ」≠「動詞 モノ to/for 人」

順を追って説明します。

まず,①がいわゆる「第4文型」です。

少し難しい話になりますが,「第4文型」は,SVO1O2(S:主語,V:動詞,2つの目的語(O1:間接目的語,O2:直接目的語))で文が成り立ちます。

そして,ここからがポイントです。

O1とO2の間にHAVE関係が成り立つ

HAVE はあれです,汎用性がとても高い「持っている」の HAVE です。

e.g.) I have many books.「本をたくさん持っている」

つまり,①では,私(me)が父(My father)に買ってもらった(bought)本(a book)を持っている状態を表します。
(I have a book. の関係)

しかし,②はそうではありません。

事実として,父が本を買ってくれたというのは分かりますが,私のために(for me)買っただけで,私が本を持っているのか,それとも父がまだ持っているのか,家のダイニングテーブルに置いてあるのかがはっきりとしません。
(つまり,本の所在が分からない)

SVO1O2であれば,Sが「O1がO2を持つ」状態をVする(生み出す)

これで,①と②が異なる表現であることが分かりました。

①は「昨日,父が私に本を買ってくれた→私が本を持っている状態」

②は「昨日,父が私のために本を買ってくれた→私が本を持っているかどうかは分からない」

一見,「意味」とは関係なさそうな文の形(文型)にも意味があったという発見になっていれば幸いです。

第4文型の本来の意味を知っている人は意外と少ないです。

だからこそ,これから自信を持ってどんどん使ってみてください。

最後までお付き合いいただき,ありがとうございました。

余談

文型は完璧ではありません。

例えば,I go to school every day.「毎日学校に行く」は第1文型ですが,これは形が S:主語(I),V:動詞(go),M:修飾語(to school every day)だからです。

しかし,これは文として成り立っていません。

ぶっちゃけると,主語と動詞だけでは文の意味が掴めず,不完全であると言えるからです。
(I go だけでは意味不明)

そもそも,文型を学ぶこと自体が不要という説もあり,近い将来,参考書から消えるなんてこともあるかもしれません。笑

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