「受動態」の考え方

「受動態」にはあまり馴染みがない

現在,私は中学3年の英語を担当しています。

しかし,コロナショックの影響でしばらく授業がなかったのでここで頭の中を整理しておきます。

今回扱うのは中学3年の教科書の初っ端に出てくる「受動態」です。

「受動態」は何というか,うーん……。

3年周期で「不要説」をよく耳にします。
(中学1〜3年と持ち上がることが多いからです笑)

確かに日本語ではあまり馴染みがない表現かもしれません。

しかし,「受動態」はとても役に立つ表現です。

使用場面例

今回はひとつの例を紹介します。
(英文法という視点ではなく受動態とはこういうときに使えるものだよ,という感じ)

例えば,あなたは友人とサッカーをしています。

すると友人が強く蹴ったボールが近くの家に向かって飛んでいき窓を割ってしまいました。

友人はショックを受けてあたふたしているのであなたが友人を引き連れて謝りに行くことにしました。

チャイムを鳴らすとすぐにその家に住むおじさんが出てきました。

そのとき,あなたはどちらの言い方を選びますか。

①「すみません,私たちが(友人が)窓を割ってしまいました……」

②「すみません,窓が割れてしまいました……」

どちらでも相手に対してメッセージは伝わります。

しかし,ニュアンスが違ってきます。

②の方があなたの友人が受ける心のダメージは少ないです。
(「友人がやった」という表現が含まれないので)

つまり,窓に視点を置き,割った友人をあいまいにしているのです。

これが「受動態」を使用する場面のひとつです。

少し「受動態」に対するイメージが変わりましたか。

そうであればこの記事を書いた意味があります。

次回も引き続き「受動態」を扱います。

最後までお付き合いいただき,ありがとうございました。

余談

「〜される」「〜された」と聞くと,日本語ではネガティブな表現が頭に思い浮かびやすいかもしれません。
(例:盗まれた,蹴られた,など)

しかし,英語の「受動態」のコアは「対象に視点を置き,行為者をあいまいにする」です。

次回をお楽しみに。

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